高級なゴルフグローブは何が違うのか?スコアやスイングに違いは出るのか?の疑問に答える
新品の価格の高いボールを朝一で使うとOBしてしまう・・・。
新品の高級ゴルフグローブを使ったとたん、チーピンを出してしまった・・・。
そんな経験をしたことはないでしょうか?
まず、新品のボールに関しては、心理的な部分が大半なのともう一つはスピン量の変化が考えられるでしょう。
価格の高い新品のボールを使うのでOBさせたくないと変に力を抜き過ぎてしまったり、逆に力が入ってしまったりと自然なスイングができないことで起こる現象です。
また、いわゆる高級なボールは上級者好みに作られているので、柔らかくスピンがかかりやすくボールをコントロールすることが目的のタイプです。したがって、今までディスタンス系の弾くボールを使っていた人は曲がり幅をボールの性能によって抑えられていた可能性があり、スピン系に変えたことで、今までより曲がってしまうことが考えられます。
さて、今回はゴルフグローブについて詳しく解説していきますが、これもまた似て非なるもので安価なグローブと高級なものでは特性が変わってきます。
では、高級グローブと安価なグローブとの違いを解説していきます。
上級者が高級グローブを使用する理由
ツアープロのほとんどが天然羊皮で作られたグローブを使用しています。なぜ、わざわざ高いグローブを使う必要があるのか、まずはその説明から入らせていただきます。
天然羊皮でしか得られない、グリップ力としなやかさ
いわゆる高級なグローブは天然の羊皮が使用されています。この羊皮は主にエチオピアシープと呼ばれる羊の皮から作られるのでやはりコスト的には高くなってしまいます。
しかし、人工の合皮に比べると伸縮性に優れ、手や指にとてもフィットしてくれます。また人工合皮のようにゴワツキもなくスイング中に違和感を感じることもありません。
また、非常に薄いのでグリップから伝わるクラブの重さや重心などを微細に感じとることができ、繊細なショットをコントロールすることが可能です。
さらに、しっとりと吸着性があるためグリップ力も非常に高いのが特徴です。
そのような特徴から、ツアープロの多くが天然羊皮のグローブを使用しています。
グローブのフィット感はそんなに重要なのか?
小さ過ぎて、指が痛くなるようなものはもちろんしっかりグリップができませんし、怪我の元になるのでNGですが、大きいものも要注意です。
一本一本の指にしっかりフィットしていない、隙間のできるようなサイズのグローブはミスショットの元になります。特にドライバーなどの飛距離が出るクラブは手元の数mmのズレがボールの落下地点では50ヤードの誤差を生み出すことだってあります。
もし、インパクトの瞬間にグリップが5mmでもずれたらどうでしょう。フェースはその分開き、スイングスピードの速い人ならOB確実です。それほど正しいグリップというのは重要なことなのです。ですから、唯一腕とグリップの接点となるグローブは当然しっかりフィットしていないことには始まらないのです。
「上手い人はどんな道具を使っても上手い」などという武士道的な考えは、ゴルフに関しては捨ててしまった方が上達すると考えて置いた方が良いでしょう。それは上手くなってから試せばいいことです。ゴルフは道具でするスポーツです。わざわざ遠回りすることはありません。
五感を活かすのはグローブ次第!?
五感と言っても、ゴルフグローブに求められるのは主に「触覚」です。ゴルフクラブの重さや重心、グリップの太さやグリップ力、ボールが置かれている状態のライの状態などを手や指から感じとる必要があります。
クラブの重さや重心は、クラブそのものが変わることはありませんが、ライによって前傾姿勢や体の重心が変わることで、クラブのライ角が変化することで変わります。
グリップの太さやグリップ力も、長く握るか短く握るかでも変わりますし、もしグリップに砂や泥がついていた時にもその違和感を感じ取れるか否かで、結果も変わって来るはずです。非常に繊細なことかもしれませんが、ゴルフはそんな小さなことの積み重ねが結果として現れます。
また、ラフでの芝の状況を知る上でも手先の感覚は非常に重要になってきます。「粘りが強うそうなラフだな」とか「地面が固いな」などの情報から状況に応じた正しいスイングやクラブ選択ができるようになります。
グリップ力が良いスイングをもたらす
グリップをギュッと握って目一杯スイングしている初心者の方をよく見かけます。そんな方にはまず、グリップ力のいいグローブの購入を勧めます。
グリップ力のいいグローブを装着して、クラブが飛んでいってしまわないことを確認してもらうことから、正しいスイングを覚えていってもらいます。
初心者の方は、飛距離を出すには力が必要だと思っていることと、その他にクラブが飛んでいってしまうのではないかという恐怖感があります。いいグローブはその両方を解決してくれます。
正しいグリップは、ゴルフスイングで最も大切な部分です。正しいアドレスを取ることより、頭を残すことよりも大切だと言ってもいいでしょう。正しいグリップができていなければ、その他をどんなに修正しても理想的な結果は生まれません。
正しいグリップで大切な要素の一つは「ゆる過ぎず、強過ぎず」です。なんとも曖昧な表現ですが、手首が固定されない程度に柔らかく、グリップが掌の中で暴れない程度にしっかりといったところです。
そのように握れることで、正しいスイングができるようになるのです。
その時に、ツルツルと滑ってしまうようなグローブをしていては、クラブが飛んでいってしまうような不安を抱えることになり強く握ってしまうので手首は固定され、飛距離も方向性も失われてしまいます。
ゴルフスイングは腕と手でするものではない!
最近では、ゴルフスイングの科学的な解析が進んでいき、トッププロのスイングの部分部分を捉え、その時の手の甲の向きがどうだとか手首の角度は何度だなど言われていますので、アマチュアの方もそれに近づこうと日々練習しているかもしれません。
しかし、ゴルフスイングの大部分は脚や体重移動で行うものです。基本的に手や腕はゴルフクラブを支えているに過ぎないということです。
しかし、グローブやグリップが滑ってしまうような道具を使っていると、腕や手に無駄な力が入ってしまい、結果的に腕と手を使ったアンバランスなスイングをしてしまうことになります。
いいグローブはいいスイングを導いてくれるということです。
おすすめのゴルフグローブ
さて、長々とグローブの大切さを語ってまいりましたが、最後に絶対的に信用できるグローブを紹介させていただきます。少々お値段は張りますが、フィット感、グリップ力共に最高級なグローブです。多くのツアープロも使用している定番でもありますので、ぜひ一度お試しください。ちなみに私はいつもお得なのでまとめ買いをしています。よかったらどうぞ・・・。
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